採用面接でマイナス評価とした、もったいない理由
私は採用担当の経験もあります。
日系企業と外資系企業の両方で採用を行っていました。採用担当の一人として200名以上の書類選考と数十名の面接を行っています。
私は2社で採用を経験していますが、その2社とも共通し採用担当としてやらなければいけなかったことは、応募者の不採用理由を探すことでした。
応募者のスキルや経験だけではなく、そのほかの部分でも問題となりそうな事が無いか探していました。
書類選考で「この人は会って話を聞いてみたい」と採用担当が1名でも考えると面接となりますが、その面接でも書類選考と同様に不採用理由を探しています。
その不採用理由の中には、スキルや経験ではなく少し気を遣えば問題とならないような理由も沢山ありました。
もったいないとしか表現の出来ない理由です。
少しでも採用される確率を上げるため、そのもったいない理由をあげてみました。
参考にしてみてください。
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面接で不採用と判断される、スキルや経験以外のもったいない理由
職務経歴書や履歴書の内容と異なる
職務経歴書に記載しているスキルや経験を詳しく聞くと「対応チームのメンバーだが自分は関わっていない」人が結構沢山いました。本当に多いです。
この場合は職務経歴書の記載と実態が不一致と判断し、それが重要なスキルや経験の場合は大きなマイナスポイントとなります。
受け答えが出来ない
質問をしても明確に答えない、もしくは質問に対する答えにならない返事をする人も目につきました。
この場合はコミュニケーションをとるのが難しいので大きなマイナスポイントとなります。
質問していないことを沢山話す
軽快に沢山話してくれますが一方的に話して面接にはなっていない人もたまにいました。
こちらから質問するには割って入らざるを得ないほどです。
自分が会話の場をリードしていないと落ち着かないのか、沈黙が苦手なのかだと思いますがいい印象にはなりません。
声が極端に小さい
極端に小さい声で話す人は稀にいました。その場合採用担当は「この人に任せても大丈夫だろうか」と不安になってしまいます。
募集している職務内容によっては、20代であれば問題にならない場合もありますが、たいていの場合はいい印象にはなりません。
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不安がにじみ出ている
面接時の受け答えを不安そうに行う人が結構いました。この場合も採用担当は「この人に任せても大丈夫だろうか」と不安になってしまいます。
この場合は仕事を任せていいのか判断が難しいので大きなマイナスポイントとなります。
服装が面接にふさわしくない
決していいスーツを着て来いと言う意味ではありません。
初めて会う上司になるかもしれない人と仕事の話をする格好であれば、それがジャケパンでも構わないです。
しかし数名ですが仕事用の服装としては違和感の強い人がいました。
私が会った人は上下スエットの人と、Tシャツジーパンの人でした。
IT企業社員の服装は自由、という記事か何かを見たのかと思いますが、それは大きな勘違いです。
もちろん大きなマイナスポイントとなりました。
清潔感がない
髪型に気を遣わなさすぎる、爪がファッションの限度を超えて異常に長い、という人も若干名いました。
もちろん大きなマイナスポイントとなりました。
もったいない理由のまとめ
どうでしょう、少し気にして対策すれば解決できる理由で不採用となる人がとても多いことを理解いただけたのではと思います。
もったいないです。本当にもったいない。
しかし面接担当はこれら理由を目にしながら自分の面接を通過させることはできないんです。
スキルや経験を盛りたい気持ちはとてもよくわかりますが、説明の出来る範囲にとどめましょう。
仕草や態度、そして清潔感については意識すれば変えられるところです。
頑張りましょう。
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