一次面接は通過するが二次以降は通過しない人 ここに注意!
一次面接は通過する。
しかし二次面接で失敗してしまう。
そういう人多いと思うんです。
実際私も昔はそういう時期がありました。
一次面接しか通過しなくて悩んでいる人。
どの様に面接対策をしていますか?
人事系リクルーター、人事部や人事出身キャリアコンサルタント、のアドバイスだけで動いていませんか?
ズバリ言います。
人事系リクルーターのアドバイスだけで面接対策を作っても一次面接しか通過できません。
多くの人事系リクルーターが転職希望者へアドバイスをSNSやYouTubeで行ってますね。
しかし残念ながら彼らのアドバイスだけを参考にしても採用までに至りません。
何故そうなってしまうのか説明します。
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採用までのプロセス
何故人事系リクルーターのアドバイスだけでは採用されないのか理解するには
採用プロセスを知ればすぐに分かります。
一般的には採用プロセスは以下の流れです。
応募者に見えるのは以下の7以降ですね。
- 各事業部が事業計画を作成
- 事業計画に従い予算が付く
- 各部各チームで予算達成のための計画を作る
- 計画達成のための人的計画を作る
- 人的計画に従い採用計画が出来る
- 人事部と人材斡旋会社へ採用計画が出る
- 人事部と人材斡旋会社が人材を探す
- 採用候補者が揃う
- 各部各チームの責任者が採用判断を行う
- 事業部責任者が最終採用判断を行う
このプロセスを見て気が付くところがありませんか?
そうです、人事部の関わるのは7だけです。
そのため7に関する部分のアドバイスしか出来ないんです。
人事部では専門的な事は良く分からない
応募者全員の面接を各部各チームで行うと大変です。
各部各チームで一次面接を全て行うと本来の業務を行う時間が無くなってしまうため、一次面接を人事部にお願いしているところが多いです。
その際人事部は各部各チームでどの様な人を求めているのか理解し判断しなければいけません。
各部各チームが欲しい人材を集めるのは大変です。
集められなかったり該当者を一次面接で落としてしまったら各部各チームより凄いクレームが入ります。
その為人事部の採用チームも真剣です。
そりゃそうですよね。
「人事部の癖に何やってんだ」
「必要な人材が理解できてない」
と言ったクレームが各事業部長から入ると謝罪騒ぎになります。
しかし各部各チームから依頼される人材に求められる業務経験やスキルは専門的なので人事部ではよく分かりません。
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人事部ではどこを見ているのか
では人事部は各部各チームの条件を候補者が満たしているのか判断するためどこ見ているのでしょうか。
それは簡単です。
職務経歴書と面接時の返答です。
これらで各部各チームの求める条件を満たしているのか見ています。
それ以上は見ていません。
詳しく聞いても専門外ないので深入り出来ないんです。
しかしそれだけだと判断が難しいというか、いる意味があまりありませんよね。
でも素通りの様に一次面接を通してしまうとそれはそれで各部各チームの責任者から人事部へクレームが入ります。
でどうしているのか。
人事部の分かる判断基準で、かつ各部各チームより苦情が入らない一般的っぽい部分で合否を判断します。
例えば次の様な理由で不合格を出しています。
- 候補者Aさんは論理的な会話が出来ない
- 候補者Bさんは意欲を感じられない
- 候補者Cさんは身だしなみや仕草が気になる
などです。
一次面接は通過するが二次面接は通過しないのはなぜか
人事系リクルーターから受けたアドバイスやSNSやYouTubeの意見はこういうのが多くないですか?
- 面接時は結論から話せ
- 夢を語れ
- 成長の意欲を見せろ
- 笑顔で話せ
内容的にはこんな感じですよね。
確かにこのアドバイスは無駄ではないです。
しかし残念ながらこれだけでは人事面接しか通りません。
人事系リクルーターから受けたアドバイスだけで面接対策を作ると一次面接しか通らないのはこの為です。
二次面接以降で会う人は実際に採用する事業部門の人です。
現場の人であったりマネージャーであったり役員であったりします。
その二次面接では経歴やスキルを見て、各部各チームで必要としている人材なのかどうか判断されます。
人事の一次面接と比べ二次面接ではもっともっと採用側に求められる具体的な経歴やスキルが求められます。
そして、特にここが重要ですが、
面接でそこを表現する話し方の準備が必要となります。
その部分の準備をしていないと「一次面接は通過するが二次面接は通過しない」状態に陥ってしまうんです。
ちなみに近頃は人事面接は実施しないか、事業部による採用決定後に人事面接を実施する会社が増えてきましたね。
頑張りましょう。
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