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採用までの倍率が低い転職先の見つけ方

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転職の応募をすると先ずは書類選考となります。

書類選考の際には職務経歴書の記載内容と読みやすいかが勝負となり、職務経歴書を完ぺきに仕上げていても、倍率が高ければ高いほど通過が難しくなってきます。

 

しかし応募自体が少ないとどうでしょう。

 

多少の条件を満たしていない場合であっても、

採用担当が会ってみようと考え書類選考を通過する事があります。

 

私も採用担当として何度かこの様な状況を経験しています。

募集するポジションによっては沢山の応募があったり、殆ど応募がなかったりと、同じ会社であっても応募は異なってきます。

そして応募が少ないポジションの場合、書類選考では厳しくせず、まずは会ってみる様にしていました。

 

この記事では倍率の低い転職先をどう見つけるのか、その考え方をまとめました。

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倍率の低い転職先はこの様な募集ポジションです

必須条件がとても厳しい

  • AWS ソリューションアーキテクト
  • VMware VCAP以上
  • CISSP
  • PMP

例えばこのような資格が必須の募集ポジションがあります。

どれも難易度の高い資格でなかなか取得できません。

なかなか取得できない資格のためこのような資格を持つ人も少なく、応募も少ないのが現状です。

 

実は、企業はこの様な資格を持っている人が欲しいのではありません。

このような資格で表現されている様な経験やスキルのある人を欲しがっています。

 

職務経歴書の記載で、必須となっている資格に関わる業務経験を前面に出しアピールしましょう。

書類選考を通過する可能性は十分にあります。

特に年齢が30代前半までであれば資格が無くても経験を見てもらえます。

 

 

不人気の部門や技術

不人気な部門には応募者があまりいません。同じ会社であっても人気部門とは雲泥の差です。

以前私は運用部と開発部の責任者を兼務しており両部で採用を行いましたが、応募数が全く異なりました。

 

少し地味なイメージ、古いイメージ、先進の技術を必要としていない。

そのような部門へ応募すると倍率は驚く位ほど低く、書類選考を通過する確率は非常に高いです。

 

どうしても意中の会社に入りたい、と言う場合

意中の会社の不人気部門へ入社し、2~3年頑張り社内の知人を増やし、少し実績を出し、そして転部申請を出すのも一つの手です。

 

不人気部門は、例えば、

システム運用部、社内IT部、サポート部などでしょうか。

会社によって異なるかもしれませんが、私の経験ではこれらは応募者が少なくいつも人手不足でした。

もしよければ狙ってみましょう。

 

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外国人の転職エージェントを利用して応募

外国語はハードルが高くなります。外国人の転職エージェントを利用するのは腰が引けますよね。

出来れば日本の転職斡旋会社の日本人の転職エージェントが良いと考えます。

 

たいていの人がそうです。

そしてそのたいていの人が応募できないのが、

外国人の転職エージェントしか持っていない応募先です。

 
採用中の企業はいくつもの転職斡旋会社へ依頼をかけます。各転職斡旋会社は人事部経由で企業と契約を結ぶところが大多数です。

しかし事業部で裁量権を持つ会社は、人事部を通さずに転職斡旋会社を使っています。

その最たる例が外資系企業です。

一部のポジションは人事部を通さず各事業部から直接転職斡旋会社へ依頼が出ています。

 

そのポジションは、多くの場合は外資系の転職斡旋会社に依頼が入り、外国人の転職エージェントしか持っていません。

 

何を隠そう私もここ狙いです。皆さんも是非狙ってみてください。

 

 

一次面接から外国人が行う

こちらは非常に応募が少ないです。

そして企業が困るのは、英語は堪能だが求める業務経験が無い人ばかり応募してくることです。

これは企業は非常に困ります。英語が喋れればグローバル企業で勤務できるという訳ではありません。


むしろ、英語は片言でもいいので業務ができる人を企業は求めています。

英語は片言だがやる気はある。募集要項の必要条件は概ね満たしている人、狙ってみましょう。

 

 

都内以外の勤務先

例えば、自動車会社の工場勤務とか研究所勤務です。

勤務先にこだわりがないのであれば狙うべきです。

扱っている技術は非常に高く、もし数年後に転職を考えても同業種であれば転職先にも困らないでしょう。

扱う技術は新聞をはじめとしたマスコミが常に取り上げ、様々な業界から注目されるような仕事に携わる可能性が高いです。

地方と言っても安心してください。工場や研究所は福利厚生に力を入れています。

食堂やカフェを始め、住宅や生活に関わることへのサービスを会社で持っているところが大多数です。

食事は非常に安価に取れますよ。

本当にこの様なポジションはおすすめです。

 

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有名企業の本社

転職をする人は2つに分かれます。

自分の力を信じて転職する人と、生活をよくするために転職をする人です。

そして大多数は後者で、今より生活レベルを上げたい、友人や家族と過ごす時間を増やしたい、会社の将来が不安、と言うのが転職理由となります。

 

この目的の人は今の会社より少し良いところ、同じようなところを転職対象としがちです。

早く決めたいため挑戦は避けているのでしょう。

そもそも挑戦はしていないのが現状でしょうか。

 

しかし実は今の会社より少し良いところ、同じようなところと言うのは、多くの応募者が集まる企業でもあります。

なのでその逆を行きましょう。

有名企業の本社が狙い目です。

 

多くの堅実な人は有名企業の本社ではなく、有名企業のグループ会社や子会社で落ち着こうとします。

本社は無理だと諦めています。

 

有名企業で採用担当となると、欲しい人からの応募は少なく、全く無謀なチャレンジが沢山来て飽き飽きしています。

数行読んだら落選と判断するチャレンジが沢山きており、普通に経歴を積みスキルを持っている人からの応募はうれしくなります。

 

有名企業の本社は無理だろうと諦めることなく、是非狙っていきましょう。

ここは意外と穴場です。

 

 

日本で無名なグローバル企業

沢山あります。海外では非常に有名にもかかわらず日本は全く無名の会社です。

こういう転職先は外国人の転職エージェントしか持っていません。

もし狙うなら外国人の転職エージェントへ確認してください。

 

しかし、ひとつ大きな注意点があります。

こういう企業は日本国内の信用レベルが低いため、ローンは組めない可能性が高いです。

 

 

HQがアジアのグローバル企業

日本はまだまだ欧米主義です。

HQがアメリカやイギリス、そしてヨーロッパの会社だけを外資系と考えている人も大勢います。

 

しかし今やグローバル化が進み、アジア圏も世界的にも大きなマーケットとなっています。そして、とうにEUよりも経済圏としては大きくなっています。

 

中国、シンガポール、香港、韓国、ベトナム、マレーシア

こういう国にHQのある企業を狙うと採用までの倍率も低いです。狙い目です。

 

しかしこちらも日本国内の信用レベルが低いため、ローンは組めない可能性が高いです。注意して検討してください。

 

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倍率の低い転職先の見つけ方とは

  • 募集要項の条件が難しくない
  • 有名企業のグループ企業
  • 最近よく耳にする業界や技術
  • 都内23区内
  • 面接は日本人
  • 転職サイトから自分でワンクリックで応募できる

こういう会社は転職の応募数が多く、採用倍率がとても高くなります。

 

しかし少し頑張って、応募のハードルの高い会社や、勤務地が地方など、少しだけ人が避ける条件の会社は採用倍率がグンと下がります。

 

そういう会社が狙い目です。

あえて高倍率の採用へ応募する必要はないと思います。

 

そしてもし高倍率へ応募するのであれば、どうせなら超有名企業へ遠慮せず応募しましょう。そちらの方が採用確率は高いです。

 

私の場合は外国人の転職エージェントを利用し、彼らでないと持っていない転職情報を貰い、良いなと考えれば応募しています。

この転職方法は本当におすすめです。

 

頑張りましょう。

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