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高スペックでも転職が決まらないやっかいな理由

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企業は新しい事業を始める時、人手不足の時、採用を行います。

その時は募集要項の条件を満たし、人となりがよく、一緒に働きたいと思う人を採用します。

 

ここで誤ってはいけないのは、

高スペックな人を探しているわけではないと言うことです。

 

優秀であれば優秀であるほど採用されやすい。と信じている人が沢山います。

しかしそうではありません。

 

 

何度かツイートもした、なぜ高スペックでも採用されないのかについてまとめました。

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企業の採用したい人材と応募者の考える人材の不一致

企業の求める人材はこういう人

企業はどういうときに採用をするのでしょう。

事業計画を作り、それに従い採用計画を作り、それに従い採用を行います。

 

そのため、事業計画を満たす人材を採用します。

 

 

応募者が誤解しがちな採用される人材条件

応募者は企業が優秀な人を採用すると考えています。

それは半分正解で半分不正解です。

企業は優秀な人を採用したいわけではなく、事業計画に合う人材を探しています。

 

高スペックな人材が採用されるわけでは無いんです。

 

 

 

なぜ高スペックでも採用されないのか

適材適所がある

事業計画に従い採用計画が作られています。

事業計画を満たす人を採用する必要があるため、募集要項にどのような人が必要なのか定められています。

それが適材適所です。

 

条件を満たさない人が採用されないのはわかるが、募集要項の条件を超える程優秀な人なら採用すべきでは。

そう考えるかもしれません。

 

しかし条件を満たさない人はもちろん、条件を超える人も採用されません。

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なぜ条件を満たさない人は採用されないのか

これは理解しやすいと思います。

募集要項に定めた採用条件を満たさないため、事業計画を満たせず採用されません。

 

 

なぜ条件を超える人も採用されないのか

こちらは少し複雑です。理由が二つあります。

 

理由1つ目 採用する部門に相応しいポジションがない

各部門には与えられた権限やポジションがあります。その範囲で採用する人を探しています。

募集要項に定めた採用条件の範囲を超える高スペックな人材の場合、採用する部門に就任できるポジションがありません。

 

極端な例を出すと

システム開発部の開発リーダーとして開発経験と数人のマネジメント経験のある人材を募集しているポジションに対し、

 

MBAを持ち、数十億円の開発プロジェクトのPM経験と部長経験のある人が、希望年収を下げて応募。

この様な場合、十中八九採用されません。

 

 

理由2つ目 採用責任者の欲しい人材ではない

採用責任者が欲しいのは、一緒に働く同僚もしくは部下になる人です。その範囲で優秀な人です。

決して自分の上司になる人や、自分の立場が危うくなる人を探しているわけではありません。

 

募集しているポジションの条件を超えたスキルも経験もある。

会社全体として優秀な人であれば採用されるはずだ。

現職ポジションよりも応募ポジションを下げた、採用までのハードルも下がっただろう。

応募者はそう考えると思います。

しかし現実はそうではありません。

 

自分が不利になる様な事を、指示されてもいないのに自主的に行う人はいません。

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高スペックでも転職が決まらないやっかいな理由のまとめ

適材適所、この考え方はとても重要です。

会社が募集しているポジションは、事業計画に基づいた採用計画に従っています。

 

募集要項に定めている条件よりも

 自分の能力も経験も上だから採用されるだろう。

 自分の方が高スペックなので採用されるだろう。

 

この考えは誤りです。

募集対象外の人材のため採用される事は難しいでしょう。

 

自分の能力や経験に見合ったポジションへ応募しなければ、採用されない可能性が高いです。

 

もし自分の能力も経験も自信があり、一般的に見て高スペックにもかかわらず

応募しても採用されない場合、応募先ポジションを上げてみましょう。

あなたのスペックと比べ応募先ポジションが低すぎる場合があります。

 

頑張りましょう。

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