転職の道具箱

転職活動の失敗と成功の実体験、そして使ってみたテクニックの全て

私の転職体験記 初めての転職編

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初めての転職は、新卒で入った一部上場企業の総合電機メーカーからでした。

その会社には8年ほど勤め、外資系総合ITベンダーへ転職しています。

 

その当時は、初めての転職と言う事もあり、予備知識無く転職活動を始めました。

今から見るといくつかの失敗をしています。

本当に、運よく妥当な先へ転職できたなぁ

と思います。

 

その私の初めての転職の成功と失敗の経験をまとめました。

是非参考にしてください。

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なぜ転職をしようと考えたのか

一部上場企業の総合電機メーカーは、今でこそ業界全体で風当たりが強く、社員の待遇もよくありません。

しかし私が転職をした当時はそのような状況ではありませんでした。

 

ではなぜ転職を選んだのかですが、

20代の私には次の様なことがどうしても受け入れられませんでした。

  • 自分の仕事が終わっても上司や先輩の仕事が終わらないと帰れない
  • 上司の指示以外のことをしたら評価されない
  • 直接の依頼ではなく、やらなければいけない様な雰囲気を作りやらせる
  • 自分は毎日早朝から終電まで働いているのに、昼前に来て新聞を読んで定時で帰る中年代が何人もいる
  • 無謀なプロジェクトが突然始まり、社員の頑張りで何とかしようとし、たいていの場合帰宅できない日が何日もある
  • 何を決める会議なのか分からない会議に拘束される
  • どこかの市役所の様な雰囲気
  • ああなりたい、と目標に思える上司や先輩がいない

この様な不満を何年も抱えて勤めていましたが、

結婚し第一子の妊娠を機に生活の見直しを行い、転職活動を始めました。

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どのように転職したか

初めてだったためよく分からず、最初はリクナビNEXT へ登録し採用情報を見ることから始めました。

 

仕事が真夜中に終わり、帰宅できないのでホテルをとりながら、リクナビNEXTへ登録したことをよく覚えています。

 

初めて転職情報を見た感想は、「私の様な経歴でも求人が沢山ある」と言うことと、「自分には何が合うのか見つけるのが大変だ」でした。

 

次の日からは、仕事をしつつその合間に求人リストやリクナビNEXTの転職コラムを眺める日々が続きました。

 

しかし、何を選べばいいのか全く分からないし、求人をしている会社を調べる時間もありません。

そのような状況のため、転職活動を始めて数か月で足が遠のいていました。

 

転職は大変だなと考え半年ほどしたとき、転職エージェントからいくつかメールが来ていることに気が付きました。


そのうちの一社に連絡を取ると会いたいと言うので、当時のプロジェクトルーム近くのカフェに来てもらい、コーヒーをご馳走になりながら転職について一から教えてもらいました。

 

自分で選ぶと沢山の選択肢があり沢山の可能性を見ることが出来る
しかし、自分の経歴が先方の求める条件に合うのか見極めるのが困難
転職エージェントはその部分を代理で行うことが出来る
無料なので数件紹介させてもらえないか
紹介した会社に興味がなければ応募しなければいい

簡単に書くとこの様な会話でした。

 

悩んだ挙句お試しにと、その会社で紹介を受けました

紹介された会社は2社で、両社ともに外資系でした。

その2社に応募し両社ともに内定となりました。

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成功と失敗

今から見ると、当時の転職活動は偶然にも転職を成功させる手順を踏んでいるのと、

あの時こうすればよかったと思う失敗箇所があります。

 

 

今から見て成功だと思うこと

最大手のリクナビNEXT へ登録し、転職市場の大量の情報に触れた

転職市場は沢山の情報に溢れています。

満足できる転職をするには、それら情報から自分に必要な情報を早く見つけ、早く動くことが必要です。

 

その転職市場の情報を、最大手のリクナビNEXTで見ることができ、リクナビNEXTの転職コラムで転職について学ぶことが出来ました。

この様に、転職市場の大量の情報に触れることが出来たことが成功でした。

 

 

会社名だけ見て闇雲に応募せず、分からないから何もしなかった

有名企業の求人がいくつもあり目を引かれましたが、募集しているポジションが何をするのか調べる時間もなく、よくわからないため応募しなかったのは正解でした。

あの時よく分からず応募し転職していたら、今と全く異なったキャリアになっていたはずです。

 

もしそれがブラック企業であったり潰しの利かないニッチな事業だった場合は典型的な転職の失敗となるところでした。

分からないので何もしなかったことが成功でした。

 

 

転職エージェントからの連絡を無視せず話を聞いた

転職サイトに登録すると転職エージェントから連絡が来ると言うことを知りませんでした。
普段はそのような知らないメールは無視していますが、ひょんなことから転職エージェントからのメールを開いています。

 

最初は読んですぐヘッドハンティングかと思い驚きましたが、よくよく読むとそうではなく転職のコンサルだと分かりました。

そして、複数のメールから最も文面がしっかりしていた1社へ連絡を取りました。

転職エージェントを無視せず連絡をとり話を聞いたことが成功でした。

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今から見て失敗だと思うこと

転職エージェントは一人としか付き合わなかった

転職斡旋会社ごと転職エージェントごとに、扱う募集情報が異なることを知らなかったこともあり、転職エージェント一人とだけ付き合いました。

少なくとも3社の転職斡旋会社に登録し、3社の転職エージェントから情報を貰うべきでした。

一人の転職エージェントとしか付き合わなかったのは失敗でした。

 

 

2社にしか応募しなかった

30代直前は、特別なキャリアを積んでいなくても転職市場価値の高い年齢と言えます。そのタイミングにも関わらず2社にしか応募しませんでした。

他にも応募すれば何社か内定を貰えていたと思われます。

今だと入社するのがとても難しい、超優良企業でも入社の門戸は低かったはずです。

これはとても大きな失敗でした。

 

 

採用条件の交渉、特に給与交渉、を行わなかった

給与交渉が出来るなど全く思いもしませんでした。

当時の年収から単純に30%ほどアップとなり、妻ととても喜んだことを覚えています。

 

しかし、残念ながら当時の給与が高くなかった上に、外資系は入社後になかなか給与が上がらない事を知らなかったため、この数年後に後悔しました。

自分の給与を市場と比べるべきでした、失敗でした。

 

 

 

初めての転職まとめ

当時は何も下調べせず転職を始めてしまいました。

勤めていた会社で深夜まで続く仕事の合間にリクナビNEXTへ登録したことが始まりです。

 

何も調べていない、何も知らない。

このような状況でも運よく、完ぺきではないにしても将来困らない選択をすることが出来ました。

 

これは本当に偶然と幸運の賜物でしょう。

 

失敗も幾つかしています。

致命的な失敗ではなかったにしろ、あの失敗が無ければ今もっと自分の求めるキャリアを積めているかもと考えてしまいます。

 

私の転職の成功と失敗、特に同じ失敗をしないよう是非参考にしてください。

頑張りましょう。

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