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地方国立大学生は就活転職をもっと強気で行こう

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雑誌やWEBの就職や転職の情報特集には、都内有名私立大か旧帝大の名前ばかりが出てきます。

そのため、「有名私立大か旧帝大の大学卒業生しか都内にある有名企業やグローバル企業へ入れない」と錯覚を起こしてしまいます。

 

しかしここではっきりと言います。

そんなことはありません!

 

私は採用担当も複数社で経験していますが、地方国立大卒業生も受け入れています。
むしろ有利です。

 

「都内の有名企業で勤めたいけど、やっぱ無理だと思うから地元で探そう」と考えている地方国立大卒業生、そんな理由で自分の希望を曲げることは止めましょう。

自分で自分の限界を作ってしまうのはもったいないです。

有名私立大や旧帝大を出ていなくても、都内の企業は受け入れてくれます。

 

私の就職転職体験と採用担当体験より、どうして地方国立大学卒業生は就職転職で有名私立大に勝るとも劣らないのか説明します。

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会社から見た私立大学と国立大学の違い

入社後の社内でも学歴による影響は出世という形で存在します。就活と転職の時だけ学歴を見られる訳ではありません。

しかし私立大と国立大では扱いが異なります。

例えば学歴の話となった場合こんな会話が予想出来ます。

 

A先輩「Bってさ、大学どこなの?」

 

この返事ですが、私立大と国立大の場合で全く異なります。

  • 私立大の場合
    B後輩「◯◯大です」
    A先輩「え、そうなんだ。で、学部は?ゼミは?」
  • 国立大の場合
    B後輩「国立です」
    A先輩「そうなんだ」

経験上だいたいこんな感じです。

 

私立大の場合は大学名どころか学部まで聞かれてしまいますが、国立大の場合だと大学名等は殆ど話になりません。

私立大卒ならそもそも「私立です」とは答えませんしね。

 

この私立大国立大の表現の違いは、社内の学歴評価にも同様のものがあります。

 

私立の場合はよく言われる早慶上智からMARCHまでズラズラと、大学単体でランク付けされてしまっています。

MARCHから下と言われている大学は残念ながらその他で一括りになりますが。

 

ではこの並びに国立大学が入るとどうなるのでしょうか?

こちらにももちろんランクがあり、「東大京大」、「一工」、「旧帝大」、「その他国立」の大きく4種類です。

国立大は大学個別ではなく塊で見られます。

 

ではこれらを合わせて上から並べると

  東大京大
  早慶上智 一工
  その他旧帝大
  MARCH その他国立
  ・
  ・
  ・
  その他の大学

といった感じになります。

 

私立の場合は塊ではなく大学単体で見られますがここでは記載の関係上纏めています。

実際は大学単位で並んでます。

 

この並びは外資系企業でも日系一部上場企業でも、多少形が違えど方針に違いはありません。同じです。

私は2社で採用を担当しましたが、地方国立大学卒業生は学歴で問題になることは一度もありませんでした。むしろ受けが良かったことを覚えています。

 

当の本人が考えている以上に地方国立卒は上位にいるんです。

 

 

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なぜ地方国立大卒はMARCHと同等に見られるのか

企業は多種多様な人材を集めています。

どこかの大学だけとなると人材の偏りが発生し不利益を被ると考えているからです。

そのため有名大学から少しずつ満遍なく採用をしています。

しかしそれだけではまだ偏りが見られます。

そうです、これだと殆ど都内の大学だけで揃えてしまうことになります。

 

地方からも人材を集めたいと考えたら地方国立大学がその対象となります。

もちろん旧帝大が先ですが旧帝大だけだと人数があまりいません。

 

そして実は地方国立大学の出身者はある一定の評価をされています。

一つは都内の有名私立の卒業生と比べ実直なところです。

地方国立大学卒業生は真面目なんです。

 

そしてもう一点あります。それは学力です。

もしかしたら地方出身者から耳にしたことがあるかもしれません。

地方の受験生は必ずといっていい程両親からこう言われています。

「東大京大か、地元の大学に進学するようがんばれ」と。

なんと3択なんです!

大学の選択肢が3つしかありません。

 

これは冗談で言っているわけではなく両親は本気です。

本気で東大京大に入れなければ地元の国立大学で十分だと考えています。田舎の両親には大学と言えばその3つしか浮かばないんです。

 

実は地方進学校でトップの生徒が地元の地方国立大学へ進学している事は非常に多いです。地方進学校でトップの生徒はどの程度かというと偏差値では75前後でしょうか。

 

有名企業やグローバル企業の人事部もこれは知っています。

そのため地方国立大学からの応募は履歴書で門前払いせず受け入れてくれます。

 

そしてそういう人がいるから私のような人間も運良く拾われたります(笑)

 

 

まとめ

以上が都内にある有名企業やグローバル企業から見た地方国立大学の状況です。

 

決して不利ではありません。

むしろ有利です。


いきなりMARCHと同等に扱われますしそう振舞っても違和感を持たれません。

コストパフォーマンスは最高レベルです。

田舎の両親に感謝です。

 

最初にも書きましたが

「地方国立大学生なので、本当は都内の有名企業で勤めたいけど無理だろうから地元で探そう」と考えている方、そんな理由で自分の希望を曲げることはもったいないですよ。

 

私は地方国立大学出身者も、就活や転職でもっともっと強気で行くべきだと思っています。

 

頑張りましょう。

※本記事は以前運営していた別ブログからの転載です

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