外資系企業に勤めるということ
外資系企業に勤める。
それを選ぶには、理解しなければいけないこと、心構えがあります。
- 仕事の指示はなく自分で判断する
- 評価が厳しい
- 降格やクビになることもある
これだけではありません。
最も大きな心構えは、
外資系企業に勤めると日系企業へ戻ることが出来ない
ことです。
新卒で外資系企業を希望している人も、転職で外資系企業を希望している人も、
この事をよく理解して選択してください。
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特に外資系企業が日系企業と異なるところ
働く時間と場所の考え方
外資系企業は勤務時間、勤務場所に全て理由があります。
例えばこの様な感じです。
- 営業の場合、打ち合わせに出席できればいい
- コンサルの場合、お客との契約を守れればいい
- マーケティングの場合、会社規定のコアタイムにいればいい
- 管理職の場合、会社規定のコアタイムにいればいい
会社の決まりだからとの理由だけで、朝9時から18時まで自席にいるか居場所を報告しなければいけない、という事はありません。
仕事範囲の考え方
外資系企業は仕事範囲が定められています。
定められた仕事は責任を持って一人でやらないといけません。
非常に厳しいですが、何でも屋に成る事はありません。
必ず肩書のある何かのスペシャリストとなります。
仕事の評価のされ方
毎週の業績を「予算幾ら、売上幾ら」と数字で確認されます。
四半期ごとに集計され実績を見られ、半期ごとに評価されます。
実績を上げている人は
評価され、タイミングが合えば昇進します。
実績を上げられない人は
割り当てる仕事が減り、ますます実績が上げあられなくなります。
高いポジションの場合は降格か退職の選択となります。
社会的信用
日本で株式を上場している、世界的に誰でも知っている、日本企業と合弁会社を作っている、
この様な場合は社会的信用もあり銀行でローンを組む時に会社が問題と成ることはないでしょう。
しかし、非上場、一般人の知らない会社、日本の産業界と関わりを持っていない、
この様な場合は社会的信用がないため銀行でローンを組む時に会社が問題となります。
住宅ローンだけでなく自動車ローンを組むのも難しい場合があるでしょう。
場合によってはクレジットカードを作れない場合があります。
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外資系企業に勤めるという事
外資系企業は自由に働くことが出来る
それはその通りです。
理由もなく何時から何時まで指定の場所にいないといけない、という事はありません。
しかしここは外資系企業が自由なのではなく、日系企業が管理し過ぎでしょう。
外資系企業は仕事範囲がはっきりしている
スペシャリストです。自分の仕事は一人できっちりやりきります。
しかしその働き方は日系企業には好かれません。日系企業はそもそも一人の仕事範囲がなく、課などチームで仕事をしています。
そのため日系企業では「自分の仕事を一人でやりきる」ひとは「自分の仕事しかしない」と評価されます。
外資系企業は数字に厳しく、達成しない場合はクビになる
その点に関しては正解ですが、少し異なります。
このままの実績だと降格かクビになる、と自分で分かります。そのため準備が出来ます。
良くも悪くも珍しくない日常です。
日系企業の様な突然の肩叩きとは異なります。
そして最も理解しないといけないこと
それは、
外資系企業に勤めた人は日系企業へ転職しても上手く行かず
短期で外資系企業へ戻る人が多数いる
という事です。
何を言う私もその一人で、
根本的な考え方が異なり常識が違うため上手く行きません。
外資系に勤めたいと考えている人は、一度外資系に勤めると日系企業に馴染めなく成ることを覚悟してください。
頑張りましょう。
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