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比較!外資系IT企業と日系IT企業の働き方

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外資系IT企業と日系IT企業の働き方がどの様に異なるのか、私の業務経験とコンサル経験を基に比較しました。

外資系IT企業はITベンダーをイメージしました。

日系IT企業はSIer、それだけだと偏るのでWEBサービス企業もイメージしています。

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外資系IT企業の1日

平均的な平日

10時から10時半の間

大体この辺りに出社。

服装はいつもはスーツだけど今日は外出しないのでビジネスカジュアル。

出社後すぐ1日の予定を作成。

〇〇社の案件で一緒に動いているAさんと会話したいが、Aさんまだ出社していないので、この件は後だな。

 

11時ごろ

担当しているプロダクトの次バージョンを確認し、リリースに合わせ資料を更新。

資料はいつ頃完成させるのか上司と合意をとる。

ちょっと早いが昼ご飯に出かけよう。

上司と最近会話できていないので、食事を誘ってみるか。

 

13時ごろ

昼ご飯から戻ってきたらAさん出社していたので、Aさんと案件会議。

作成した資料と〇〇社の要件を精査。

 

15時ごろ

チームの進捗会議。

進捗の説明をマネージャーへ行い、遅れ理由を説明しリカバリープランを提示。

提示したプランが現実的ではないと指摘され、明日再提出となってしまった。

来月末までに数字を入れないと非常にまずい。この数字が入らないと担当から外されるかも。。

そうなるとボーナスも減らされる。

他の案件から数字取れないか考えないと。どこか数字が取れないだろうか。。

 

18時ごろ

そろそろ帰宅の準備。明日の予定を確認。

明日は顧客訪問とリカバリープランの再提出がある。

あ、シンガポールのAPJ責任者から連絡が来てた。

 

帰宅後

リカバリープランの再作成。

他の案件の状況を調査。

 

 

平均的な休日

次の週に必要となる資料の事前作成とか、英語の勉強とか。

次の週の業務計画を考えたり。

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日系IT企業の1日

平均的な平日

8時半から9時の間

Tシャツとチノパン、スニーカーで出社。1日の予定を確認。

昨夜メールで入ってる今日の予定変更を目にしてビックリ。

サイト障害の監視を開始。

 

10時ごろ

〇〇案件の会議があるため参加。

事前に何の話か聞かされていないけど、隣の部のBさんが呼ばれて来てるのでDB関係の案件だな、と推測。

DBのCloud移行だった。

 

11時ごろ

××案件の概要設計をBP(業務委託先企業)の担当と打合せ。

進捗確認と課題確認。遅れなく進んでいてよかった。

 

12時ごろ

課の全員で昼ご飯へ行く。

最近よく行く居酒屋ランチへ、むっちゃ並んでいる。後輩がラーメンの方がいいと言い出した。

 

13時ごろ

トラブル発生!自社WEBサーバの1台でエラーアラート!Java heap設定に問題があるようだ。

メンバーで調査し領域設定に問題があるようで、WEBサーバ全台の変更を計画し上司に報告。

この問題になぜ今まで気が付かなかったのかと、上司から叱責を受ける。

自社ECサイトと関係する本番サーバの変更のため、作業時間は深夜と決定。

深夜か、、本日残業決定。

 

15時ごろ

1週間分のデータ出力を実施。企画部からの依頼。

少し複雑なデータ出力の依頼があったため、データ出力用のSQLを作成。

お客から電話、作業日の変更依頼だった。再手配しなければ。

 

18時ごろ

本日の深夜作業の確認会議。

トラブル発生経緯に関する報告書を提示。再度叱責を受ける。これって前任者の責任では?

本日の対応メンバーが決定。作業は25時。

 

21時ごろ

上司が帰宅したのを見計らい、深夜作業以外のメンバーが帰宅。

深夜作業メンバーは作業内容の確認を行い、手順を作成。

深夜作業メンバーは夕食。

 

22時ごろ

Slackに入る上司からの連絡に反応しつつ、メンバーで雑談。

WEBや本で技術的な勉強したり。

 

23時ごろ

夜食を調達。

 

25時

WEBサーバへ作業開始。簡単な作業のため直ぐに終了。

規定のテストを行い問題のない事を確認し上司に報告。

帰宅できる人は帰宅。帰宅できない人は会社かホテルに宿泊。

 

 

平均的な休日

昼まで寝る。

仕事のことは考えたくない。

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外資系IT企業と日系IT企業の働き方まとめ

外資系企業の場合、担当一人一人に数字の責任が付きまといます。

出社や帰宅の時間はとても自由で、場合によっては出社の必要がなく自宅やカフェなど好きなところで仕事が出来ますが、数字のプレッシャーはとても大きいです。

 

数字が取れれば認められますが、計画通り数字が取れなければ担当を外されたりボーナス査定が下がってしまいます。

担当を外されるとますます数字が取れなくなり、また担当を外され、、、となり、最悪の場合は退職も選択肢にして身の振り方を考えなければ行けません。

自由が有り、責任も有ります。

 

 

日系企業の場合、業務に責任が付きまといます。

課やチームに割り振られた業務をこなさなければいけません。

業務は平時であれば数時間の残業で終わる量ですが、何かあれば深夜対応も必要となりがちです。

勤務時間と勤務場所は会社に管理されていて、何時から何時までどこで業務をするか報告が必要です。

その反面、数字に関しては全て上司が責任を持っています。

上司に叱責されることもありますが、退職を選択肢にして身の振り方を考えることは稀です。

自由は殆どありません。責任は有ります。

 

 

外資系と日系では文化が大きく違います。

最も大きな違いは勤続の常識です。

外資系だと将来的に転職を避けて通れないですが、日系だと会社が傾かない限り転職は自分で選ばなければ必要になりません。

どちらが合うのかは人それぞれ考え方によるので、就活や転職で外資系と日系で悩んでいる人は、よく考えてください。

 

頑張りましょう。

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