転職の道具箱

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外資系ITコンサルから日系ITコンサルへ転職して分かった違い

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私は外資系ITベンダーからITコンサルタントの道へ入り、今を含め外資系企業3社でITコンサルタントとして勤務しています。

そして外資系企業だけではなく、日系のITコンサル企業にも勤務していました。

 

ITコンサル企業は沢山あるので、ITコンサル業界を目指し転職活動や就活をしていると、どの会社を目指せばいいのかとても悩むと思います。

やはり沢山あるコンサル企業ではそれぞれそのスタイルが異なるので、どこを選んでも同じという訳ではありません。

 

そしてその中でも特に、私の実際の転職経験と一緒に仕事をした経験から、

外資系ITコンサルと日系ITコンサルでは大きな違いがあると感じています。

 

その私の経験した違いをまとめました。

外資系企業も日系企業も共に、ITコンサルとなるのは競争が激しくとても大変です。

なのに頑張って入ったものの思っていたのと違うとならないよう、ぜひ参考にしてください。

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業務スタイルの同じところと違うところ

仕事のアサイン

同じところ

上司や営業などから仕事を依頼されます。

依頼された仕事の内容を確認し、自分の都合で断ることも出ます。

しかし長期間どこにもアサインされていないコンサルはお荷物とみなされるので、余程の理由がない限り断りません。

 

異なるところ

外資系では

アサイン後に客へあいさつに向かいます。

 

日系では

アサイン後に客先で面接を受け、業務担当として見合うのかどうか判断ステップがありました。

 

 

仕事の進め方

同じところ

お客が必要とする成果物を作成しお客へ提出します。

客先に作業場所を借り、そこで作業を行います。

自社社員だけでなくお客とも協力して仕事を進めます。

 

異なるところ

外資系では

お客と作業日や打合せ日を定め、必要に応じ訪問します。定めた日以外は自社で業務を行います。

自社で作業する事も多く、自社社員とコミュニケーションもよく取れます。

作業範囲は事前に定め、それを超える場合は別契約を結びます。

 

日系では

客先オフィスにお客と同じように出社し勤務します。常駐です。勤怠はお客のルールに縛られます。

客先へ出勤しているため自社へ戻ることが少なく、自社社員とのコミュニケーションが取れません。

作業範囲は決まっておらず、契約期間内に終わる指示された作業は実施します。

 

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待遇の同じところと違うところ

同じところ

給与ベースが高いです。

 

異なるところ

外資系では

客先や他の社員に迷惑が掛からないのであれば、勤務時間も休暇取得も自由です。

客先から悪い評判を取り続けるとアサインされなくなり、数字が取れないため降格もしくは退職することとなります。

 

日本企業では

アサインされている場合は勤務時間も休暇取得もお客に許可を求めます。アサインされていない場合は自社ルールに従います。

客先から悪い評判が続くと昇進はなく、ボーナスが減額されます。

 

 

転職事情の同じところと違うところ

同じところ

倍率が高く入社難易度は高いです。

 

異なるところ

外資系企業では

応募時にどの様なプロジェクトの担当となるのかが明確です。部署名やポジション名で区別されています。

採用基準は経験とスキルが最も重視されます。

 

日系企業では

応募時にはどのようなプロジェクトの担当となるのか決まっていません。またキーとなるスキルや経験も決まっていません。

採用基準は、年齢、性別、出身大学、出身企業が重視されます。

(某一部上場コンサル会社の2018年新卒採用は全員男性です)

 

 

違いのまとめ

同じITコンサルタントでも会社により異なりますが、特に外資系と日系では同じカテゴリーでいいのか悩むほど異なります。

 

私の経験ですが、日系企業は業務スタイルはSESだが契約単価を上げるためコンサルタントと呼んでいるだけにも見えます。

しかし双方ともにアウトプットは同じようなものを出しているので、業務で身につくスキル自体には差はなさそうです。

 

外資系がいいのか日系がいいのかは一言では言えません。

 

外資系の場合は誰もが想像するコンサルタントです。

誰にも縛られず自由ですが、数字が取れないとクビにもなります。

 

日系の場合はコンサルというよりSESに近い業務スタイルです。

規約違反を起こさない限りクビにはなりません。

 

コンサル企業は外資系、日系共に倍率が高いです。

それぞれの特徴を知ったうえで転職や就活に励んでください。


頑張りましょう。

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