面接時の質問以外のその会話、罠かも知れません
採用面接の席では主に次のことを質問されることが多いです。
私のブログで何度も取り上げていますね、なのでもう知ってるよと言う人も多いと思います。
- なぜこの会社を選んだのか
- 入社して何ができるのか
- 今まで何をしてきたのか
- 将来何をしたいのか
この4つです。
しかし、この質問だけで1時間の面接が終わるわけではありません。
1回目の面接よりも2回目の面接、2回目よりも3回目でこれらの質問に掛ける時間が減ってきます。
最終面接に近づけば近づくほど、この4つの質問時間が減って来る訳です。
ではこれら4つの主な質問以外は何をしているのか。どう対策すればいいのか。
この記事では面接時の質問以外の対策についてまとめました。
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質問以外に何が行われているのか
面接の場では面接担当の質問に答えるだけでなく、こちらからも質問を行うこととなります。
純粋に質問だけを行うと、そうですね、大体20分から30分程度で面接が終わってしまうのではないかと思います。
でも面接の時間は大抵の場合1時間、場合によって1時間を過ぎることもありますよね。
質問以外の時間は何をしていると思いますか?
面接は多くの場合次の様な流れで行われます。
- 雑談とあいさつ
- 応募者の自己紹介
- 雑談
- 面接担当による業務説明
- 雑談
- 面接担当からの質問
- 応募者からの質問
- 雑談とあいさつ
そうです、雑談です。雑談!
面接は最終面接に近づけば近づくほど雑談時間が長くなり、最終の役員面接では雑談しかしない会社もあるほどです。
特に新卒採用の最終面接では雑談だけどなることが多いですね。
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雑談の目的は何か
雑談はただ単に話をしている訳ではなく、面接担当には3つの目的があります。
- 緊張を解す
応募者が緊張でカチコチになっていると本当の実力を見ることが出来ないので、経験を積んだ面接担当は面接と関係のない話題を振って緊張を解そうとします。
その時のホットなニュースであったり、天気であったり、休日の話であったりと様々です。 - コミュニケーション能力を見る
緊張が解れたころにも雑談が始まります。
この雑談の目的は多くの場合コミュニケーション能力を見ています。
自分は営業やコンサルに応募しないので関係がないとは思わないでください。
客対応だけでなく、チームワークに参加できるのか、部下や同僚に迎え入れられるのか見ています。
応募した職種に関係なくとても重要視されます。 - 本心を聞き出す
注意しなければいけないキーワードは
「ここからはオフレコでー」
「面接は以上ですがー」
です。
「面接は終わったよお疲れ様でした」的な雰囲気で始まる雑談で、応募者の本心を引き出します。
会議室を出て受付までや、エレベーターまでの歩きながらの会話もそうです。
面接時のやり取りで気になったことをサラッと聞き出しています。
面接担当との会話は最後の最後まで絶対に気を抜かないでください。
罠が張られていますよ!
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面接時の雑談対策
最も重要なのは、面接時の会話は全てが評価対象だと言うことを忘れないことです。
「ここからはオフレコで」など、面接外なので何を話してもいいような雰囲気を作られても一切気を抜かない様にしましょう。
「お疲れ様でした、楽にしてください。最近お忙しいですか?」から始まる会話なんて、油断させて本心を聞き出す気満々です。
はっきり言ってそれは罠です。
面接がうまく行かない、質問内容も事前に十分準備しているのになぜ?
と悩んでいる人は雑談を見直してみると何か答えがあるかもしれません。
この雑談にも質問対策同様に対策が必要です。
1つ、うまくこちらのペースにする簡単な方法があります。
その方法とは、その時に注目されているホットでなおかつ自分の業務に関係するニュースの話を振ることです。
雑誌や新聞に載っているレベルであればベストですね。
雑談はその特性として、出だしは世間話から入ります。そうでなければ不自然だからです。必ず世間話となり、その後面接担当のしたい話へ誘導してきます。
なので雑談の世間話に入ったら、自分の業務に関係するニュースの話題を振ってしまいましょう。
そのまま雑談の主導権を取ってしまうのも有効です。
最後まで気を抜かないようにしてください。
普段から雑誌や新聞を読み、幾つか話題を用意しておくことを強くお勧めします。
頑張りましょう。