私の転職体験記 40代2回目の転職編
私は40代に3回転職しています。
40代2回目は投資会社からECサイト運営会社への転職です。
予期しないことはいつ起こるかわかりません。いや起こらないかもしれないし10年後かもしれない、もしくは明日かもしれないですよね。
私の場合、転職してたった3ヶ月ほどで全く予期していない事が起こりました。
私を誘ってくれた取締役の逝去による退職です。
私はその人の補佐役だったため、補佐対象が逝去し退職した事により、私も退職せざるを得なくなりました。
勤続期間たった3ヶ月ほどで転職先を探すのは40代ではとても大変でした。もちろん準備などしていません。
40代、勤続3ヶ月ほどでの退職というとても不利な転職を経験しています。
是非参考にしてください。
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投資会社での勤務そして転職
IT企業から投資会社へ
投資会社へ勤める以前は一貫してIT企業勤務でした。IT業界でほぼ望むキャリアパスを歩むことが出来ていたと思います。
しかし一つ足りないものがありました、昇進です。
知ってますか?日本企業より外資系企業の方が昇進するのがとても困難なんです。
ポジションが空かなければ昇進はほぼありませんし、ポジションが空いても他社でそのポジションにいた人が外から採用されて入ってきます。
例えば事業部長のポジションですが、事業部長経験者でなければ事業部長にはなれないんです。
そういう悶々としたものを抱えて手段を模索しているときに投資会社の取締役と出会い、役員昇進を条件に転職を誘われました。
役員になれば数年後には他社の役員か事業部長のポジションへ横移動できます。
そのチャンスを掴むため誘いを受けました。
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まさかの事態発生
勤続3ヶ月し、だいぶ仕事も板についてきました。3ヶ月といえば自分のやらなければいけないことと会社の進む方向が見えてきた頃です。
しかし突然のことでした。
私を誘ってくれた取締役の逝去です。
私はその取締役の補佐として勤めていたため退職となりました。
まさかの事態です。
どのように転職したか
転職するにも条件が悪すぎる
IT業界を離れキャリアが停滞している、3ヶ月ほどで転職をしようとしている、その上40代。
どこをとってもいい条件ではありません。
一点突破を試みる
転職で必要なのは実績とキャリア、そして運です。しかし当時の私にはそのどれも武器にならないように思えました。
そうなると方法は一つしかありません。
今までの転職経験で養った、職務経歴書の記載で最大限にアピールする。これだけです。
そのためにはストーリーを考える必要があります。
転職ストーリー
転職のコツはストーリーです。手にしているものを整理し矛盾のないストーリーを作る必要があります。
先ずは今の自分の棚卸しです。
- エンタープライズ向けSE
- ソフトウエアのプリセールスコンサルタント
- プロジェクトマネージャー
- インフラ環境改善コンサルタント
- 自動化コンサルタント
一見良さそうに見えると思いますが40代です。
これらの経験は30代でも十分に積めますし、この経歴を武器に転職出来ても作業担当者でしかないでしょう。
今回は不利な転職ですが、手が足らない事を理由に募集しているポジションへ転職すると、これから何年も現場作業担当となってしまいます。
私の転職ルールは「安売りしない」です。
もう少し棚卸しを続けます。
- 取締役補佐
- 株主向けIR経験
- 事業立ち上げ
この経験だと差別化が出来ます。
私は40代です。
30代でも経験できることを売りにしても不利になるだけです。
取締役補佐を経験した経営視点を持つITコンサルタントが
予期せぬ理由で転職することとなった
ストーリーはこれにしました。
数打って当てるのではなく、キャリアコンサルタントと何度も相談し応募先は厳選しました。
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6社応募し書類通過が4社
1社目の不動産会社は最終面接で不採用となりましたが、2社目のECサイト運営会社のマネージャーポジションで内定が出ました。
他2社でも書類選考が通過していましたが内定の出た会社に入社を決めました。
どのような職務経歴書としたのか、面接ではどのような準備を行ったのかはこのブログの別記事に沢山記載しているので、そちらを参照してみてください。
40代2回目の転職まとめ
何があるのかわかりませんね。明日は昨日と違う日がやってきます。
こんなことを考えるなんて20代30代では有りませんでした。
まさか!という状況はいつ起こるのかわかりません。
こと転職に関して言うと、職務経歴書を意識した日々のキャリア形成が自分を助けることになります。
私は何度も助けられています。
今回の転職はたった3ヶ月ほどですが経営層に参加したことが助けになりました。
その後のキャリアでも、当時から今まで作業担当になることはなく、マネージメントレベルにいることが出来ています。
どのような状況でもプラスになるものを見つけ利用する。
この視点はとても重要だと今回特に実感しました。
頑張りましょう。
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