人脈が逆効果になることがあります
人脈はビシネスの世界、特にキャリアアップではとても強い力を発揮します。
上手く使うともの凄い効果を発揮するので、是非若いうちから人付き合いは大切にしましょう。
人脈と言って特別な態度や行動はいりません。連絡先を交換できるほどの仲になれば大丈夫です。
人脈については本も沢山出版されています。本屋さんで気になる本があれば手に取ってみてください。
私も幾つかその手の本を持っていて、その本の説得力や意味するところには強い共感を感じ何度も繰り返し目を通しています。
しかし、常に人脈は人を助けるのでしょうか?
実はそうではありません。
人脈も万能ではないのです。
気を付けなければ人脈が逆効果を起こす場合があります。
この記事では人脈の逆効果について説明します。
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人脈の逆効果
人脈も万能ではありません。
その人脈が逆に作用し、転職やチームビルディングに悪い影響を与える事があります。
それはどういう時でしょうか。
ここで少し想像してみてください。
自分がA社のマネージャーだったが会社からの評価も高くなく、とうとう退職勧告されてしまった。
運良く競合B社にマネージャーとして拾われて心機一転頑張っている。
A社ではそれ程経験の無かったセキュリティソフトのプリセールス部門で、苦労しつつも何とかやって行けそうだ。
其処へ前職A社から転職応募が来た。
その人はA社で付き合いがあり、A社ではセキュリティのスペシャリストでプリセールス経験も豊富だ。
少なくとも自分よりとても大きな経験も実績もある。
その上A社時代に自分が鳴かず飛ばずだった事を知ってるし、退職勧告でB社へ移った事も知っている。
この転職応募の採用責任者は自分で、決定権を持っている。
貴方ならこのA社時の知人を採用出来ますか?
この時あなたはこう考えると思います。
今の自分の地位が危うくなるのではないか、と。
今は自分はマネージャーだが前職A社から自分の部署にその人を受け入れると必ず比較されるし、その人から自分のネガティブな情報が出るかもしれない。
などと考えるでしょう。
そして、そうなると残念ながらこの条件では大きな確率で採用されません。
応募する側は陥れようなどと考えてもいないでしょう。わざわざそんな事のために転職しません。
しかし地位を脅かされる側は敏感に反応します。
これが人脈の逆効果です。
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人脈の逆効果を避ける方法
もし自分がこのA社の知人でB社へ応募している場合、この様な結果を避けるにはどうすればいいでしょう。
この場合、何も動かず転職エージェント経由で応募しただけでは書類も通らないでしょう。
ではどうすればいいでしょうか。
たった一つですが、方法はあります。
応募前に直接その知人であるマネージャーに連絡し、自分が転職を希望していることを伝え、自分は貴方をサポートするつもりだと、味方だと伝えると効果的です。
具体的には、応募前にその知人に連絡を取り、飲みに誘うのがいいでしょう。
その席で転職を考えている事を相談しましょう。
もしかしたらB社をその知人から紹介されるかも知れません。そうなるとこっちのものです。
紹介されないまでも、B社に興味がありその人と共に働きたい事を相談の形で伝えましょう。相談されて突き放す人は殆どいません。
採用までいかないまでも、書類選考は必ず通ります。
人脈の逆効果まとめ
ポジションを守る、キャリアをアップさせる事は非常に難しく、人を蹴落としてでも貪欲にいかざるを得ない事もあります。
特に外資系の場合はそれが顕著で、転職でキャリアアップするか、長く留まるか、退職勧告されるかは全て紙一重の環境で生きています。
その為、自分のポジションを守るため様々な可能性を検討してより良い選択肢を探すわけです。
人脈もその手段として利用されています。
とても多くの人が人脈でキャリアを掴んでいるのが事実です。
人脈はいい方悪い方のどちらにも転ぶと理解して、上手く立ち回る必要があります。
頑張りましょう。
※本記事は以前運営していた別ブログからの転載です
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